わたり幅とはどこのこと?失敗しない測り方ともも幅の違いを徹底解説

わたり幅とはどこのこと?失敗しない測り方ともも幅の違いを徹底解説

わたり幅とはどこのこと?失敗しない測り方ともも幅の違いを徹底解説について専門的な視点から解説いたします。詳細な分析をご覧ください。

「通販で買った服のサイズが合わない」という消費者の不満について、ソーシャルメディアや大手レビューサイト、知恵袋などの投稿を分析すると、極めて共通した現象が浮かび上がってきます。

「ウエストは指が2本入るくらい緩いのに、座ると太ももの横ポケットが口を開いてしまう」「ユニクロで同じLサイズを買ったのに、スキニーとスマートアンクルパンツで太ももの圧迫感が別物だった」という声が象徴的です。こうしたレビューの裏には、ブランドが提示する「仕上がり寸法(アイテム寸法)」と「ヌード寸法」の混同があります。

日本国内で最も参照されているユニクロのサイズ表を例に挙げてみましょう。ユニクロのオンラインストアでは、「商品サイズ(仕上がり寸法)」と「対応サイズ(ヌード寸法)」が明確に分かれて掲載されています。対応サイズに書かれている「ウエスト 76〜84cm」というのは「着用者の身体のウエスト実寸」を指しており、商品サイズ表に記載されている「わたり幅 31.5cm」は「服そのものの平置き寸法」です。

利用者が陥る最大の落とし穴は、「股上と股下の関係」によって、わたり幅が当たる身体の位置がズレる点です。ハイライズ(股上が深い)のパンツは、股の付け根の交差部が身体の最も高い位置に来るため、太ももの最上部にわたり幅がフィットします。一方、ローライズ(股上が浅い)のパンツを腰穿きすると、股の十字部分が実際の股下よりも数センチ下がった位置に垂れ下がるため、パンツのわたり幅が「太ももの中間あたり」に当たることになります。同じわたり幅30cmであっても、股上の深さによって体感のゆとりが1〜2サイズ分も異なって感じられるのはこの力学が原因です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。