スーパーや家電量販店の店頭で見かける一般社団法人JBRCの「黄色い小型充電式電池リサイクルBOX」。一見すると手軽な処分先に思えますが、BOXの投入口には「膨張・破損・水濡れしたバッテリーは投入禁止」と明記されています。
なぜ膨張品は除外されるのでしょうか。膨張バッテリーJBRC回収不可理由の核心は、運搬および保管工程における二次災害の防止にあります。JBRCの回収システムは、全国数千箇所の拠点からトラックで一括回収し、リサイクル工場へ輸送する大規模ネットワークです。回収BOXの中で他の金属製電池や端子と接触して発熱したり、運搬時の振動・衝撃で外装が裂けて酸素に触れ、集積コンテナ内で火災が発生したりする危険を物理的に遮断するために厳格な制限が敷かれています。
SNSや知恵袋などでは「バレないようにBOXの奥へ突っ込んだ」といった悪質な書き込みが見受けられますが、これは極めて危険な行為です。BOX内で煙が発生した場合、店舗全体の営業停止や人命に関わる惨事につながります。JBRC加盟メーカーの製品であっても、膨らんだ段階でBOX投函ルートは断たれるという事実を正しく認識する必要があります。