2024年7月、サッカー界に走った衝撃の一つが、垣田裕暉の柏レイソルへの完全移籍でした。アカデミー時代から過ごした鹿島アントラーズへの愛着を持ちながらも、選手としての全盛期を迎えるタイミングで下した決断には、明確なプロフェッショナルとしての覚悟がありました。
鹿島復帰後の2023シーズンはリーグ戦で貴重なゴールを挙げつつも、外国籍アタッカーや日本代表クラスがひしめく前線のポジション争いの中で、スタメン定着には至らない時期が続きました。そうした中、前線で確実に起点となり、ハイプレスを連動してかけられる本格派CFを熱望していた柏レイソルから熱烈なオファーが届きます。
公式発表資料や移籍会見でのコメントにも表れていた通り、この移籍は単なる環境の変化ではなく、「自らが前線の軸としてチームを勝たせる責任を背負う」という強い意志に基づいたステップでした。日立台のピッチに立つ垣田は、最前線で激しいコンタクトを厭わず、チームの攻撃と守備のスイッチを入れる不可欠な存在として地位を確立しています。