ディズニープリンセスを語る上で、ネット上で最も頻繁に議論され、誤解を生みやすいのがエルサとアナのプリンセス定義です。映画『アナと雪の女王』の社会現象的ヒット以降、「なぜ彼女たちは公式のプリンセス一覧に名前がないのか」という疑問が絶えません。
ウォルト・ディズニー・カンパニーの公式ライセンス基準において、ディズニープリンセス公式メンバーとして認定されているのは、以下の13名です(2026年時点)。
- 白雪姫(『白雪姫』)
- シンデレラ(『シンデレラ』)
- オーロラ姫(『眠れる森の美女』)
- アリエル(『リトル・マーメイド』)
- ベル(『美女と野獣』)
- ジャスミン(『アラジン』)
- ポカホンタス(『ポカホンタス』)
- ムーラン(『ムーラン』)
- ティアナ(『プリンセスと魔法のキス』)
- ラプンツェル(『塔の上のラプンツェル』)
- メリダ(『メリダとおそろしの森』)
- モアナ(『モアナと伝説の海』)
- ラーヤ(『ラーヤと龍の王国』)
公式発表資料およびマーケティング戦略の経緯を確認すると、アナとエルサがこのリストに含まれていない理由は「人気がないから」でも「王族ではないから」でもありません。その真相は、作品単体での商業規模があまりに巨大化したため、既存のプリンセス・フランチャイズに統合するのではなく、『アナと雪の女王(Frozen)』という独立したメガブランドとして単独展開されている点にあります。また、劇中でエルサが「女王(Queen)」に即位し、アナも後に戴冠したという物語上の階位の違いも、公式ラインナップの枠組みを分ける一因となっています。