Q1:肉の中心に少しピンク色が残っていても食べられますか?
A1:中心温度が63℃で30分以上、または65℃で1分以上保たれていれば、タンパク質が変性しつつもミオグロビンの赤みが残り、薄いピンク色に見えることがあります。ただし、全体が透き通った生の状態やドリップ(赤い肉汁)が溢れ出る状態は加熱不足です。肉の一番厚い部分に竹串を刺し、透明な澄んだ肉汁が出てくるかを確認してください。濁った赤い肉汁が出る場合は、熱湯で追加の余熱調理を行ってください。
Q2:調理用の温度計がない場合、鍋の火加減はずっと弱火にしておくべきですか?
A2:基本的には「沸騰後に火を完全に止めて蓋をし、余熱で熱を通す」手法が最も安全で失敗しません。厚手のお鍋(鋳物ホーロー鍋や多層ステンレス鍋)を使用すれば保温力が高いため、火を止めた状態でも20分〜30分間は65℃〜75℃の温度帯を維持できます。薄手のアルミ鍋を使用する場合は熱が逃げやすいため、ごく弱火(とろ火)にかけて鍋底から小さな泡が数粒浮いてくる状態をキープしてください。
Q3:湯煮にしたお湯はそのままスープとして使えますか?
A3:もちろん活用可能です。鶏むね肉や豚肉から溶け出した良質な旨味成分(イノシン酸やアミノ酸)が湯の中に溶け込んでいます。表面に浮いた灰汁(アク)を丁寧にお玉ですくい取り、塩、胡椒、刻みネギ、ごま油などを加えるだけで、極上のスープとして楽しむことができます。