海外のトップミュージシャンとの協働においても、彼女のキャリアは異彩を放っている。米ミネアポリスの天才ミュージシャンであるプリンス(Prince)からの楽曲提供は、当時の音楽業界に大きな衝撃を与えた。「Mind Bells」や「Bliss」といった楽曲において、プリンス特有の濃密なファンクネスと緻密なプロデュースワークが見事に花開いている。
さらに、アース・ウインド&ファイアーの創始者であるモーリス・ホワイトをプロデューサーに迎えたプロジェクトも実現。ロサンゼルスでのレコーディングでは、世界最高峰のミュージシャンたちが一発録りさながらの緊張感の中でグルーヴを紡ぎ出した。言語や文化の壁をあっさりと越え、彼らが惜しみない賛辞を送った背景には、彼女が持つ圧倒的なグルーヴ感とピッチの正確さ、そして洋楽ファンをも納得させる歌唱の本質があった。この独占的な舞台裏こそ、彼女が世界レベルのアーティストとして認められていた動かぬ証拠だ。