現代のウェディングシーンにおける招待の在り方は、ここ数年で大きく変容した。情報誌『ゼクシィ』を展開する株式会社リクルートのブライダル研究機関であるリクルートブライダル総研の調査データを紐解くと、現在の式に対する意識の変化が鮮明に浮かび上がる。
近年のブライダル業界では、従来の「義理で呼ぶ・呼ばれる」広範囲な挙式から、本当に親しい身内や友人のみを厳選するコンパクトな挙式スタイルへのシフトが加速している。事前にLINEやメッセージアプリで打診を行い、内諾を得た相手にのみ招待状を送る手法が定着した。これにより、不意打ちの欠席回答によるショックを減らす工夫が進んでいる。
しかし、この事前確認のステップが増えたからこそ、最初の打診段階での「曖昧な返事」や「既読スルー」が、新郎新婦側により強い拒絶感を与える要因にもなっている。利便性が上がった反面、感情の摩擦を招きやすい環境も生まれているのが実状だ。