平安時代の平均寿命は30歳?貴族と庶民の格差や早逝の真相を解明

平安時代の平均寿命は30歳?貴族と庶民の格差や早逝の真相を解明

平安時代の平均寿命は30歳?貴族と庶民の格差や早逝の真相を解明についての真相をご紹介します。

平安時代を代表する歴史上の偉人たちは、実際に何歳まで生きたのでしょうか。具体的な記録を見ていきましょう。

平安貴族の頂点を極めた藤原道長は、満61歳(数え年62歳)で没しています。当時としてはかなりの長寿ですが、彼の日記『御堂関白記』には、晩年に激しい喉の渇きや視力低下に悩まされた記述があり、重度の糖尿病とその合併症を患っていたことが判明しています。最後は背中にできた巨大な腫瘍(癰・よう)の悪化が死因とされています。

一方、『源氏物語』の作者である紫式部の没年と年齢には諸説ありますが、40代半ばから50代前半で亡くなったとする説が有力です。同時代のライバルである清少納言も、正確な没年は不明ながら50代半ばまで生きたと見られています。

興味深いのは平安時代の天皇の寿命です。激務や政治的プレッシャー、さらには幼少期からの過度な近親婚の影響などもあってか、20代〜30代で若くして崩御・譲位する天皇が相次ぎ、平安時代前期〜中期の天皇の平均在位・寿命は貴族全体と比べても決して長いとは言えないものでした。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。