小学校のかけっこや徒競走において、勝敗の約7割はスタートから最初の5メートルで決まるといっても過言ではありません。特にスタンディングスタート(立ち姿勢)でありがちな失敗が、直立したままピストルの音を聞いてから一歩目を踏み出すパターンです。
スタートダッシュで圧倒的な初速を生み出す構えの手順は次の通りです。
1. 利き足を前に出し、歩幅1足分から1足半ほど後ろに逆足を引く
2. 前足の膝を曲げ、体重の約70〜80%を前足に乗せる
3. 頭からかかとまでを一直線に保ち、上体を約45度前傾させる
4. 前足と逆側の腕を前にセットし、目線は前方の地面(約2〜3m先)に向ける
「位置について」の合図で前足に重心をかけ、「用意」の合図でわずかにかかとを浮かせて前傾を深めます。合図が鳴った瞬間に「身体を前に倒れ込ませるエネルギー」を使って1歩目を鋭く突き出すことで、リアクションタイムのロスを最小限に抑えた爆発的な加速が実現します。