Q1:「嬲る」と「嫐る」はどう使い分けるのですか?
A1:現代の日本語では「嫐る」と書いても「なぶる」と読ませることがありますが、一般的には「嬲る」が圧倒的に用いられます。「嫐」は「うわなり」と読んで後妻打ち(うわなりうち:先妻が後妻を襲う風習)などを指す古典的な文脈に特化しており、現代の通常の文章では「嬲る」「嬲られる」を用いるのが通例です。
Q2:「嬲られる」は差別用語や放送禁止用語に該当しますか?
A2:公的な放送禁止用語や法的な差別用語に直接指定されているわけではありません。しかし、文字の成り立ち(男二人に女一人)が集団的性暴力を想起させる点や、暴力的・嗜虐的な意味合いが極めて強いため、テレビやラジオの一般報道・情報番組では「いたぶられる」「もてあそばれる」「苦しめられる」といった平易な言葉に言い換えられるのが一般的です。
Q3:常用漢字表に含まれていますか?公用文で使えますか?
A3:「嬲」は常用漢字表外の漢字(表外字)です。そのため、新聞や行政の公用文では原則として使用されず、仮名書き(なぶられる)にするか、別の平易な動詞に置き換えて表現されます。