インターネット上の掲示板やSNS(X・知恵袋など)を定点観測すると、「る責め」に対して強い嫌悪感や不快感を示す投稿が後を絶ちません。検索ボリュームでも「る責めがうざい理由」というワードが定常的に上位に位置する現実は、この戦術が抱える対人コミュニケーション上の歪みを如実に物語っています。
実態調査によると、現場で生じるトラブルの典型例として以下のような生々しい声が寄せられています。
「友人同士の宅飲みでしりとりが始まったが、1人が『ホテル』『サークル』『ビール』と執拗にる責めを繰り返し、雰囲気が完全に冷めきって解散になった」(20代・会社員)
「小学生の息子としりとりをしていた夫が、大人気なく『る責め』を連発して息子を泣かせ、家庭内の空気が最悪になった」(30代・主婦)
なぜここまで嫌われるのか。心理学的な分析によれば、しりとりというゲームが本質的に持つ「語連想の楽しさ(共創的な知的コミュニケーション)」を、る責めが一方的な「消耗戦(ゼロサムのハメ手)」へと強制的に書き換えてしまう点にあります。格闘ゲームで言えば「初心者を画面端に追い詰めて同じ弱パンチをハメ続ける行為」と同義であり、勝負論としては合法であっても、コミュニティの文脈としては「マナー違反」「情緒がない」と判定されるのです。
この摩擦を未然に防ぐため、現在多くのサークルやオンラインゲームでは「る責め禁止ルール」がローカルルールとして採用されています。具体的には「同一人物による語尾『る』は連続2回まで」「『る』で終わる単語は全体で1周につき1回のみ」といった制限を設けることで、ゲーム本来のスリリングな語彙の応酬を担保する工夫が定着しつつあります。