至学館大学を語る上で欠かせないのが、世界最強の呼び声を欲しいままにしてきた至学館大学レスリング部の存在です。五輪3連覇を達成し国民栄誉賞を受賞した吉田沙保里氏をはじめ、伊調千春・伊調馨姉妹、小原日登美氏、登坂絵莉氏、土性沙羅氏、川井梨紗子・友香子姉妹など、五輪・世界選手権の表彰台を独占してきた歴代メダリストたちの母校として知られています。
なぜ大府の地にある一大学が、世界最高峰のレスリング王国を築き上げることができたのか。その理由は単なる猛練習の量にあるのではなく、スポーツ科学と栄養マネジメントの完全融合にあります。
関係者の証言や当時の特別番組インタビュー、自著の手記等で一貫して語られているのは、道場内における徹底した「実戦形式のスパーリング密度」と「精神的・戦術的バウンダリーの確立」です。吉田沙保里氏が当時語った『練習で泣いて、試合で笑う』という言葉通り、世界選手権の決勝以上にハイレベルな攻防が毎日の学内マット上で繰り広げられていました。
さらに見逃せないのが、学内の健康スポーツ科学科と栄養科学科が連携したバックアップ体制です。トップアスリート専任の管理栄養士やトレーナー陣が常駐し、体組成測定、疲労回復プロトコル、過酷な階級制競技における安全な減量プログラムを科学的に設計。フィジカルとメンタルの双面から選手を支えるエコシステムが、何世代にもわたって継承されています。