小野照崎神社の魅力は願掛け伝説だけにとどまりません。境内に現存する重要文化財や、意匠を凝らした授与品の質の高さも高い評価を受けています。
年に2日間のみ登拝可能!国指定重要有形民俗文化財「下谷坂本富士」
境内の一角にそびえる富士塚「下谷坂本富士」は、1828年(文政11年)に江戸の富士講組織によって築かれた高さ約6メートルの本格的なミニチュア富士です。富士山の溶岩(黒ぼく石)で築かれており、1979年に国の重要有形民俗文化財に指定されました。
普段は文化財保護のため立ち入りが制限されていますが、毎年6月30日と7月1日の「お山開き(浅間神社例祭)」の2日間限定で一般登拝が解禁されます。この期間に富士塚へ登ることは、実際の富士山に登頂したのと同等のご利益があるとされ、全国から多くの参拝者が列をなします。
透かし紙が美しい限定御朱印と愛らしい「まゆ玉みくじ」
授与所では、季節の花々や伝統行事をあしらった月替わりの限定御朱印が人気を博しています。特に繊細な透かし彫りや重ね絵の手法を用いた御朱印は、美術品のような美しさです。また、本物の繭(まゆ)の中に運勢が記されたおみくじが入っている「まゆ玉おみくじ」や、それを納めて身につける「まゆ玉守」は、蚕が繭を紡ぐように「努力を結実させる」縁起物として女性層や就活生から高い支持を得ています。