芸能界において、家族がマネジメントを担当するケースは珍しくない。しかし、これほどまでに公私ともに完璧なタッグを組み、成功を収めた例は極めて稀だ。昌子社長の眼光は鋭く、遠藤憲一という役者の強みを客観的に分析し続けている。
彼女は遠藤に対して甘えを一切許さない一方で、彼の健康面やメンタルケアには細心の注意を払う。役作りに悩む彼を叱咤激励し、時には現場に差し入れを届けてスタッフへの気配りも忘れない。彼女のプロデュース力があったからこそ、遠藤憲一は怪優から国民的俳優へと脱皮を遂げることができた。二人の関係は、夫婦であり、戦友であり、最高のビジネスパートナーなのだ。