テレビ番組のコメンテーターや文化人タレントとして華々しく活躍していた平成の黄金期から時を経て、書道家・國重友美の現在の活動は、より純度の高い「純粋芸術の探求」へと回帰しています。派手な芸能活動からは一線を画し、山口県のアトリエや国内外のアート拠点を往復しながら、独自の英漢字アートの新作制作に没頭する日々を送っています。
関係者への取材によると、彼女は現在、大々的な一般向けの大衆書道教室ではなく、完全予約制の特別ワークショップやプライベートレッスン、さらには富裕層コレクターや企業経営者を対象としたオーダーメイド揮毫を中心に展開しています。特に企業CIや店舗ロゴ、空間デザインと融合した書道アートの需要は高く、クライアントの理念をアルファベットと漢字の融合で表現する技術は、他の追随を許していません。
展覧会についても、かつてのようなテレビ連動の大規模プロモーションではなく、東京・京都・ロサンゼルスなどの現代アートギャラリーでの個展が中心です。メディア露出が減ったことで「引退したのではないか」という憶測が飛び交うこともありますが、現場の実態は真逆であり、商業タレントから国際的な現代美術家へと着実な脱皮を遂げています。