一口にレースと言っても、主戦場となるプラットフォームは多種多様だ。世界基準の対戦環境として圧倒的な存在感を放つのが、レーシングカーのミニゲーム形式で争う『TypeRacer』だ。世界中のタイパーがリアルタイムでマッチングし、1分間あたりの単語数(WPM)を愚直なまでに削り合っている。また、カジュアルなレース展開とポップなカスタマイズ要素で若年層を魅了している『Nitro Type』も、広大なコミュニティを形成している。
一方、日本国内において独自のカルチャーを築き上げたのが『寿司打』である。回転寿司の皿が流れていく間にローマ字を打ち込むこのゲームは、学校のパソコン室や職場の休憩時間などで一度は触れたことがある人も多いはずだ。海外勢のストリートレース的な雰囲気とは一味違う、この和風テイストのゲーム性が、日本独自のタイピング人口の底上げに大きく貢献してきた。