同館を語る上で欠かせないのが、前身である「ホテルグランサン八戸」からの劇的な変貌です。長年、地元八戸のビジネス拠点として親しまれてきた旧館ですが、時代のニーズに合わせた抜本的なリブランディングと大規模改修工事を経て、現在のグローバルビューブランドへと生まれ変わりました。
最も大きな違いは、単なる内外装のクロス張り替えにとどまらない「空間哲学の刷新」です。旧グランサン時代は昭和・平成初期の標準的なシティホテル様式であり、客室のユニットバスや機能優先の調度品が中心でした。しかし、リニューアル後は北欧テイストと日本の伝統美が融合したジャパニーズモダンへと昇華。ロビーラウンジには洗練されたインテリアが配され、フリードリンクを楽しめる寛ぎのパブリックスペースへと進化を遂げました。
さらに、大浴場とサウナの新設は、旧施設を知るリピーターに鮮烈なインパクトを与えています。客室のバスルームに依存していた宿泊スタイルから、広々とした温浴施設でリフレッシュする滞在型スタイルへのシフトに成功しており、ブランド変更に伴う宿泊単価の上昇を補って余りある付加価値を提供しています。