三世代旅行の難しさは、全員が同時に満足できるポイントを見つけにくい点にある。スリルを求める小学生、まだ歩き始めたばかりの幼児、そして長時間の歩行がつらいシニア世代。この難題に対する回答が、園内の緩急自在なレイアウトだ。
絶叫系ではなく「爽快感」を重視したボブスレーやジェットコースターは、小学校低学年でも怖がらずに乗れ、大人も思わず童心に返って歓声をあげる。一方で、湖畔を巡るパターゴルフや穏やかな白鳥ボートは、シニア層が無理なく孫と同じ時間を共有できる舞台となる。無理に全員が同じ乗り物に詰め込まれるのではなく、同じ空間にいながらそれぞれのペースで心地よい時間を紡げる設計。これこそが、世代間のストレスを解消する現代的なアプローチといえる。