なぜロイヤルハニーは大手量販店やドラッグストアの店頭に大々的に並ばないのか。その根底には、日本の薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)における極めてシビアな安全基準と過去の混入事例が存在します。
マレーシアをはじめとする原産国で製造されるロイヤルハニーは、本来「天然ハチミツ、トンカットアリ、高麗人参、ロイヤルゼリー」などを調合した天然由来の栄養食品です。しかし、過去に厚生労働省および各自治体の健康福祉局が行った買い上げ検査において、海外から並行輸入された一部の製品から「タダラフィル」や「シルデナフィル類似化合物」といった医療用医薬品成分(ED治療薬の有効成分)が無届で検出されたことが公式発表されています。
医薬品成分が無許可で添加された製品は「無承認無許可医薬品」とみなされ、日本国内での店舗販売は厳しく規制されます。特に心疾患や高血圧などの持病を抱えている方、あるいは硝酸剤などの降圧薬を服用している方が知らずに摂取した場合、急激な血圧低下や心不全、意識障害などの重大な健康被害を引き起こす危険性があります。
さらに深刻なのが、フリマアプリや海外系マーケットプレイスで蔓延する「粗悪な偽造品(フェイク品)」です。正規の天然ハーブを使用せず、安価な糖蜜に過剰な化学薬品を混ぜ合わせただけの危険な模倣品が、1箱数千円という破格の相場で出回っています。大手量販店であるドン・キホーテがこうした法的リスクや健康リスクを抱える未認可の輸入品を店頭に並べることは、企業コンプライアンスの観点からもあり得ないのが現状です。