「慈愛」は「じあい」と読み、文字通り「慈しみ(いつくしみ)」と「愛(あい)」が組み合わさった言葉です。辞書的な定義では、「常に相手の立場に立ち、温かい情愛をもって大切に包み込む心」を指します。
漢字の成り立ちを見ると、「慈」には「情け深い」「弱者をあわれみ大切にする」という意味が含まれており、親が我が子を育てる際に抱くような、損得勘定抜きの愛情を表す代表例として古くから使われてきました。単なる「好き」「執着」といった感情とは一線を画し、相手の存在そのものを丸ごと肯定する純度の高い愛情を指す点が本質です。