では、外見の印象と本来の性格とのギャップはどう埋めればよいのか。実は、心理学において「最初の怖い印象」は、正しくコントロールすれば強力な武器に変わることが知られている。「ゲイン・ロス効果」と呼ばれる心理現象だ。
「一見厳しそうな人が、微笑みながら親切に接してくれた」。この時に受ける好印象は、最初から優しそうな人が親切にしてくれた時よりも何倍も強く心に残る。ギャップが大きいほど、相手に与えるポジティブな衝撃は大きくなるのだ。
具体的なアプローチとしては、挨拶の瞬間にあえて「目元を緩める」ことや、話し始めのトーンをわずかに高く設定することが有効だ。また、自分から「よく顔が怖いって言われるんですよね」と軽く自己開示してしまうのも手だ。先手を打つことで相手の警戒心は一気に解け、親しみやすさが強調される。