「しょっちゅう」は方言なのか?江戸言葉のルーツと全国の誤解

「しょっちゅう」は方言なのか?江戸言葉のルーツと全国の誤解

「しょっちゅう」は方言なのか?江戸言葉のルーツと全国の誤解について分かりやすく解説いたします。専門家の見解をお届けします。

なぜ江戸の俗語が、これほどまでに日本全土へ染み渡ったのか。この謎に学術的なメスを入れてきたのが国立国語研究所だ。言語地理学や社会言語学のフィールドワークでは、東京発祥の口語表現が鉄道網やマスメディアの発展に伴って地方都市の若者層へ浸透していくグラデーションが克明に記録されている。

地方の古老たちが「昔はそんな言葉は使わなかった」と口を揃える一方で、現在の20代から40代は地元の方言と同列、あるいはそれ以上に自然な語彙として「しょっちゅう」を使いこなす。社会言語学が指摘するように、都市部への人口集中と学校教育、テレビの普及が、かつての江戸言葉を「全国共通のくだけた日常語」へと押し上げたのだ。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。