一方で、この雪像の存在は、イベントの運営側にとって頭の痛い問題でもあった。ファミリー層や海外からのVIPも多く訪れる公的なお祭りの場において、この形状は「アウト」ではないのかという指摘が一部から上がったためだ。
札幌市役所の担当部署には、初日に数件の問い合わせが入ったという。しかし、現場の監視員や観光客の反応は圧倒的に好意的であり、何より「これはあくまで架空の兵器の模倣である」という大義名分(?)があった。結果として、観光協会は「表現の自由と、冬のユーモアの範囲内」として静観する姿勢を貫いた。グレーゾーンをユーモアで乗り切る、現代社会の寛容さが試された局面と言えるだろう。