デザイン界だけでなく、世界の国家主権を象徴する赤と黄色 国旗にもこの2色の組み合わせは数多く登場します。なぜ多くの国家がこの配色を旗章に選んだのでしょうか。
代表的な国の国旗とそこに込められた意味を見てみると、明確な歴史的・思想的共通点が存在します。
- スペイン国旗(血と金の旗):赤は国土を守るために流された血と情熱、黄色は豊かな国土と太陽、実り豊かな穀物を象徴しています。中世のカスティーリャ王国やアラゴン王国の紋章に由来する誇り高き配色です。
- 中華人民共和国(五星紅旗):鮮烈な赤は革命と共産主義の情熱を表し、黄色で描かれた大小5つの星は光明と中国人民の団結を示しています。
- ベトナム国旗(金星紅旗):赤地は独立闘争で流された血と祖国への愛、中央の黄色い五角星は労働者・農民・知識人・青年・兵士の団結と民族の輝かしい未来を表しています。
- ドイツ・ベルギーの国旗:黒・赤・金の3色で構成され、赤は自由への熱望や正義、黄色(金)は名誉や真理、黄金の輝きを意味しています。
また、オリエンタルな思想体系における赤と黄色 風水 意味においても、この2色は非常に縁起が良いとされます。五行思想において「赤は火」「黄色は土」を司り、火が燃え尽きて灰(土)を生み出すという「火生土(かしょうど)」の相生関係(お互いを高め合う好循環)を生み出すからです。赤の活力で厄を払い、黄色の土の気で金運や財産を強固に根付かせるという強運の構図が完成します。