飲食店を脅かすグリストラップ放置の罰則と失敗しない清掃完全ガイド

飲食店を脅かすグリストラップ放置の罰則と失敗しない清掃完全ガイド

飲食店を脅かすグリストラップ放置の罰則と失敗しない清掃完全ガイドの見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。

油水分離阻集器は通常「第1槽(残渣受けバスケット)」「第2槽(油水分離・浮上油脂)」「第3槽(トラップ管・排水口)」の3槽構造になっています。都内和風居酒屋(100席規模・容量200L)の現場実証データでも、専用ツールと正しい手順を用いれば約10分程度で日常清掃を完結させることが可能です。

  1. 第1槽のゴミ受けバスケット清掃(毎日): バスケットを引き上げ、溜まった残渣ゴミを処分します。水切りネットをあらかじめセットしておくと、取り出してそのまま廃棄できるため作業効率が劇的に向上します。
  2. 第2槽の浮上油脂(スカム)の回収(週2〜3回): 液面に浮いた油脂の膜を、専用のカス揚げネットや油吸着シートを使ってすくい取ります。放置すると油脂が冷えて板状に固まり、除去に多大な労力がかかるため、柔らかい液状のうちに除去するのが鉄則です。
  3. 第2槽底面の沈殿汚泥(ヘドロ)のすくい取り(週1回): 底に沈んだ泥状の沈殿物を、柄の長い半円型スクレーパーやすくい網を使って回収します。底面ヘドロの放置は強烈な硫化水素臭(卵が腐ったような悪臭)の主原因となります。
  4. 第3槽トラップ管の点検・清掃(2〜3ヶ月に1回): トラップ管(エルボ管)のキャップを外し、内部に付着した油脂汚れをブラシで擦り落とします。作業後は下水からの悪臭逆流を防ぐため、必ずキャップを隙間なく締め直してください。
  5. 仕切り板・壁面の洗浄と水流し: 槽の内壁や仕切り板に付着した油脂をブラシで軽く擦り落とし、最後にきれいな水を流して水位を一定に保ちます。水位が下がった状態のまま放置すると、トラップの封水が切れて下水臭が店内に逆流します。

厨房内で発生するチョウバエやコバエの駆除においても、発生源となる第1槽・第2槽の縁にこびりついたスカムの完全除去が最も効果的な防除策となります。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。