それでも、同業の芸人や熱狂的なお笑いファンが彼らを「天才」と称えるのはなぜか。年末の風物詩である『爆笑問題の検索ちゃん』のネタ祭りで見せる新作漫才は、毎年お笑い界を震撼させている。同業者たちが袖で見守る中、圧巻の長尺漫才をノーミスで叩きつける姿はまさに圧巻だ。
また、近年ではNetflixなどのグローバルプラットフォームを通じた配信番組や特別企画でも、地上波の制約から解き放たれた彼らが縦横無尽に暴れ回っている。表現の自由度が担保された環境において、太田光の知性と毒、田中の完璧な間合いは本領を発揮する。「本当に面白くない」のであれば、厳しい世界で何十年もトップランナーであり続けられるはずがないのだ。