東京ラーメン国技館 舞の最大の魅力は、日本を代表するご当地ラーメンの最高峰がワンフロアに凝縮されている点です。今食べるべき注目の名店と、各店が打ち出す限定メニューの完成度をプロの視点から紐解きます。
お台場のラーメンシーンを牽引するトップランナーとして外せないのが、つけ麺界のパイオニアである頑者 NEXT LEVELです。極太自家製麺と濃厚魚介豚骨スープの黄金比は健在で、お台場限定の「特製濃厚海老つけめん」は芳醇な海老油の香りと魚介の重厚感が押し寄せる傑作。最後の一滴までスープ割りを堪能したくなる圧倒的な説得力があります。
続いて、北陸の雄として君臨する金澤濃厚豚骨ラーメン 神仙。豚骨を極限まで炊き込んだド豚骨スープは、レンゲが沈みにくいほどの粘度と旨味を誇ります。限定メニュー「爆肉盛り濃厚豚骨ラーメン」は、秘伝のタレで香ばしく焼き上げた豚バラ肉が丼を覆い尽くし、パンチのある一杯を求めるファンから絶大な支持を集めています。
九州の誇りを背負う二代目 博多 だるまは、昭和38年創業の伝統を受け継ぐ「呼び戻し製法」による濃厚な豚骨アロマと、極細ストレート麺が真骨頂です。お台場限定の「炙りチャーシュー極旨盛」は、香ばしい炙り肉と濃厚豚骨の相乗効果で、本場博多の屋台文化を東京湾岸でダイレクトに体感できます。
北の情緒を運ぶ札幌 みそのは、創業130年の最北端味噌を使用した重厚な味噌ダレと、ラードの幕が張った熱々スープが特徴です。お台場限定「極上炙り豚盛り味噌らーめん」にトッピングされた大判の炙り豚と、香ばしい焦がし味噌の薫香は、寒風吹き抜けるお台場の海風を浴びた後に格別の満足感をもたらします。
そして、淡麗系・地鶏系の潮流を代表するのが手打 親鶏中華そば 綾川です。香川県綾川町の食文化に着想を得た極太手打ち麺と、親鶏ならではの力強いコクと澄んだ黄金色スープが見事に調和。限定の「親鶏極上塩中華そば」は、噛みしめるほどに旨味が滲み出る親鶏チャーシューの滋味が秀逸で、濃厚系が多い館内において極めて上質なコントラストを放っています。