6つ折りのベースをマスターすると、切り込みの形状を変えるだけで多彩な季節のモチーフへ瞬時にアレンジできます。代表格が日本の春を彩る桜の花びら6枚切り方です。基本の丸い花びらの先端に、小さなV字の切れ込みを入れるだけで、可憐な桜の花が咲き誇ります。
冬のシーズンには雪の結晶6つ折り切り方が大活躍します。折りたたんだ三角形の両サイドから、直線的なスリットや斜めの三角スリットをランダムに切り落とすことで、幾何学的で繊細な結晶模様が現れます。開く瞬間までどのような模様になるか分からないワクワク感も、この切り紙ならではの醍醐味です。
さらに、花びらの先端を細く尖らせればダリアやアスター、丸みを帯びた波型にすれば撫子(なでしこ)など、切り口の角度ひとつで無数の植物表現が楽しめます。1色の折り紙だけでなく、グラデーション折り紙や和紙を用いることで、作品の奥行きと表現力は飛躍的に高まります。