親子の縁を切ることは可能か?法律の壁と毒親から身を守る実務手順

親子の縁を切ることは可能か?法律の壁と毒親から身を守る実務手順

親子の縁を切ることは可能か?法律の壁と毒親から身を守る実務手順について徹底解説いたします。最新の情報をご覧ください。

毒親との物理的な距離を置き、接触を断つための第一歩となるのが、行政手続きを用いた居場所情報の秘匿です。毒親が最も頻繁に用いる追跡手段が「戸籍附票や住民票を取得して新住所を突き止める」行為だからです。

まず検討すべきは戸籍の分籍です。成人に達していれば、親の戸籍から単独で抜けて自分を一筆頭者とする新しい戸籍を作ることができます。分籍自体によって親子関係が消えるわけではありませんが、親が従来の戸籍謄本を取得した際、その後のあなたの転籍履歴や戸籍附票の追跡を難しくさせる一定の心理的・情報的防壁となります。

さらに強力かつ決定的な対策が、各市区町村で申請できる住民票の閲覧制限(DV・ストーカー・児童虐待等支援措置)です。親から暴力、脅迫、著しいストーカー行為や精神的虐待を受けている場合、警察や配偶者暴力相談支援センターなどの相談実績をもとに自治体へ申請を行います。これが受理されると、親であってもあなたの住民票の写しや戸籍附票の取得・閲覧が完全にブロックされます。

引っ越しを行う際は、郵便局の転送届をあえて出さずに手続きを進めるなど、生活情報の漏洩ルートを徹底して塞ぐことが安全確保の鉄則です。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。