リニア中央新幹線の基本スペックについて、現時点で公開されている情報を整理する。品川―名古屋間は約286kmで、最高速度時速505kmでの営業運転を予定。所要時間は約40分(現在の東海道新幹線のぞみで約1時間26分)となる見通しだ。将来的に大阪まで延伸した場合、品川―新大阪間は約67分を目標としている。
気になるリニアモーターカーの運賃・料金予測については、JR東海が2014年の公式説明会資料で「東海道新幹線の指定席特急料金に700〜1,000円程度の上乗せ」を示唆していた。現在の新幹線のぞみ(品川―名古屋・指定席)が約1万1,000円前後であることを考えると、リニアは1万1,700〜1万2,000円前後が参考価格として浮上する。ただし開業時期が大幅にずれた現在、インフレや建設費増加を考慮すれば、最終的な運賃はこれより高くなる可能性も排除できないと複数の交通経済アナリストは指摘している。
ダイヤについては、1時間あたり最大10本程度の運行が計画されており、1編成あたりの定員は1,000人弱(L0系・16両編成)を想定。ただし超伝導リニアの運行には消費電力が従来新幹線の約3倍という課題があり、一部の環境団体はこの点を問題視している。