リリースから四半世紀以上が経過した現在、リスナー層はリアルタイム世代の親からその子どもたちであるZ世代・α世代へと確実に継承されています。各種SNSや動画配信プラットフォームにおけるユーザーの反響を精査すると、驚くべき共通点が見えてきます。
「令和のトレンドであるシティポップやベッドルームポップの流れで聴いても、トラックの音数が研ぎ澄まされていて古さを感じない」「打ち込みドラムの隙間にあるベースラインのうねりが凄まじい」といった、サウンドデザインの先見性を絶賛する声が支配的です。2024年に開催された全国ツアー『HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024』において、最新のアリーナ音響で披露された『Automatic』は、会場を埋め尽くした数万人のオーディエンスに鳥肌を立たせるほどの熱狂を巻き起こしました。
ネット上の掲示板や知恵袋等で散見される「歌詞が違う説」に対しても、現代のユーザー間では「イントロのフェイクがあるかないかの違い」「どちらもそれぞれの良さがある」という正確な知識の共有が定着しつつあります。