「ミルクロード」と名が付く名所として、阿蘇と並び称されるのが北海道道東に位置する中標津ミルクロード 北海道です。同じく酪農地帯の生乳運搬路に由来する両者ですが、その景観特性と走行体験は鮮やかなコントラストを描きます。
北海道・中標津のミルクロード(町道北19号線など)は、格子状防風林に囲まれた平坦な大地を地平線の彼方まで一直線に貫く直線美が特徴です。起伏に沿って道路が波打つ「ジェットコースターのような直線」を走り、開陽台から地球の丸さを実感する体験が醍醐味となります。
これに対し、阿蘇のミルクロードはカルデラ外輪山の尾根を立体的にトレースするダイナミックなパノラマワインディングです。左右に広がる断崖とすり鉢状のカルデラ盆地を見下ろしながら走る劇的な高低差は、九州阿蘇ならではの唯一無二の地形が生み出した景観美といえます。