自衛官の経験がまったくない一般市民が予備自衛官になるには、まず防衛省が年1〜2回実施する「予備自衛官補」の採用試験を突破する必要があります。
募集区分は「一般公募」と「技能公募」の2種類に分かれています。
- 一般公募:採用年齢は18歳以上34歳未満。学歴や職歴を問わず健康な日本国籍保持者であれば誰でも応募可能です。
- 技能公募:採用年齢は18歳以上53歳〜55歳未満(保有資格区分により上限年齢が変動)。医師、看護師、薬剤師などの医療資格、語学(英語・ロシア語・中国語等の一級相当)、情報処理技術者、大型自動車第一種・第二種運転免許、潜水士、整備士など、特定の国家資格や実務経験を有する人材が対象となります。
近年は防衛分野におけるダイバーシティ推進の一環として女性の採用比率が着実に増加しています。女性専用の宿泊区画や衛生設備の改修が全国の駐屯地で急速に進められており、体力測定や訓練内容も個人の能力や安全に配慮されたカリキュラムが組まれています。一般公募・技能公募ともに女性志願者の合格実績は年々伸びており、性別を問わず門戸が開かれています。
試験内容は筆記試験(国語・数学・地理歴史・公民等の一般教養)、口述試験(個別面接)、身体検査(視力・聴力・胸部X線・尿検査・既往歴等)で構成されます。倍率は管轄する地方協力本部や年度によって異なるものの、おおむね1.5倍〜3倍程度で推移しています。