既存の表から「列の幅」情報だけを抜き出して別の場所に適用したい場合、通常のコピー&ペースト(Ctrl+C / Ctrl+V)を行ってしまうと、セルに入力された数値や数式、さらにはフォントスタイルまで上書きされてしまう。これを回避し、元データのレイアウト幅だけをそのまま保持して一瞬で反映させるための基本手順が「形式を選択して貼り付け」機能の活用だ。
具体的には、まず対象となる列(またはセル範囲)を選択してクリップボードにコピー(Ctrl+C)する。次に、幅を合わせたい貼り付け先の列を選択し、マウスの右クリックメニューまたはメニューバーから「形式を選択して貼り付け」を選択。「列幅」の項目にチェックを入れて実行するだけで、データ本体を壊すことなく列の幅だけが均一に同期される。
さらに作業スピードを極限まで高めたい場合、キーボードのショートカットキー操作が威力を発揮する。コピー(Ctrl+C)を行った後、貼り付け先で「Ctrl + Alt + V」を同時に押すとダイアログが開く。そこで「W」を押してEnterキーを叩く。わずか1秒足らずの直感的なキー操作で、列幅の調整作業が完結する。マウス操作に依存しがちな環境から脱却し、作業時間を劇的に短縮するプロ御用達のテクニックだ。