Q1:VitaのPSボタン(または電源ランプ)がオレンジ色に点滅したまま起動しません。壊れてしまったのでしょうか?
A1:故障ではありません。長い間放置されたことでバッテリー内部が「深放電状態」に陥り、基板の保護機能が働いている状態です。システムが安全に立ち上がれる電圧まで復帰するのを待っている状態ですので、純正の充電器や高出力のアダプターに繋いだまま、最低でも1時間〜2時間程度触らずに放置してください。蓄電が進むと点滅が点灯に変わり、通常通り電源を投入できるようになります。
Q2:最新のスマートフォン用USB Type-C急速充電器で充電しても問題ありませんか?
A2:物理的な破損のリスクは低いものの、急速充電効果は得られず、むしろ充電が極端に遅くなるケースが大半です。最新の充電器はUSB PD規格特有のデジタルネゴシエーションを要求するため、過去の古い規格であるVitaを接続すると最低限の500mA以下の低出力モードへ安全制限されます。Vitaを快適に充電するには、昔ながらの5V/2.0A〜2.4A前後の一般的なUSB-Aポートを備えた充電器と、給電特化のケーブルを使用するのが最良の選択肢です。
Q3:パソコンのUSBポートから充電しているのですが、残量が一向に増えません。
A3:パソコンのUSB端子は、データ通信機器としてVitaを認識するため、通常規格で500mA(0.5A)しか供給されません。さらにVitaが電源オンの状態やスタンバイ状態では電力が消費電力と相殺され、充電が停止する保護仕様が働きます。PC充電を行う際は、本体の「設定」>「システム」>「USB給電」にチェックを入れ、本体の電源を「完全に切った状態(完全シャットダウン)」で接続してください。それでも家庭用コンセントと比べると満充電までに2倍以上の時間を要します。
Q4:100%まで充電しても、ゲームを始めると数分で電源が落ちてしまいます。
A4:バッテリーの寿命による「電圧降下」が発生しています。バッテリー内部のセルが著しく劣化すると、無負荷状態(画面だけついている状態)では満充電の電圧を維持できても、ゲームプレイによる高負荷(CPUやGPUへの電力供給増)がかかった瞬間に電圧が急落し、本体のシャットダウン回路が作動します。この状態のバッテリーは充電速度を工夫しても改善しませんので、バッテリー自体の物理的な交換が必要です。