「中京大中京に進学すれば、本当に誰でも中京大学へ行けるのか」という疑問に対し、進路指導の現場データは極めてシビアな現実を提示しています。結論から言えば、進学コースの生徒の約65〜70%が中京大学へ内部推薦で進学していますが、これは「無条件の全プレ」ではありません。
高校関係者や大手学習塾の分析によると、内部進学推薦を獲得するためには厳密な学内基準が存在します。
- 高校3年間の総合成績(全体の評定平均が概ね3.0以上、人気学部は3.8以上が目安)
- 高校2年次・3年次に実施される「実力試験」および外部模試での基準点突破
- 一定水準の英語資格(英検準2級〜2級など)の取得
- 重大な校則違反や欠席日数の超過がないこと
特に、看板学部である心理学部、近年偏差値が上昇している法学部、就職実績の高い経済学部・経営学部、そして伝統のスポーツ科学部などは学内選考での競争率が高く、学年順位が下位に沈んでいる生徒は、志望する学部の推薦枠を得られず、他大学への一般受験を余儀なくされるケースも毎年発生しています。
一方で、進路実績のもう一つの柱である「特進コースの外部受験実績」は着実な伸長を記録しています。進路統計資料によると、特進コースを中心とした外部受験組からは、名古屋大学、名古屋工業大学、愛知教育大学などの地元主要国公立大学に加え、筑波大学、横浜国立大学などの難関国立大への合格者をコンスタントに輩出しています。私立大学においても、早稲田・慶應・上智、明治・青山学院・立教などのMARCH、同志社・立命館などの関関同立へ、毎年150〜200名規模の合格(重複合格含む)を叩き出しており、もはや「公立高校落ちの妥協先」ではなく、「国公立大・難関私大を目指すための進学校」としてのブランドを完全に確立しています。