伝統の重厚感と対極をなすのが、重慶市が誇る圧倒的な未来感だ。頭上をモノレールが通り抜け、ビルの合間を高速道路が縫うように走る立体的な都市構造。その近未来的な佇まいは、まさにサイバーパンクの映画世界そのものを思わせる。
その象徴と言えるのが、シンガポールの不動産大手キャピタランド(CapitaLand)が手がけた巨大複合施設「重慶来福士」だ。横倒しの超高層ビルが空中に浮かぶような斬新なデザインは、夜になると最先端のLEDで照らし出され、近未来都市の威容を強烈に示しつける。Netflixの近未来SFドラマのワンシーンに入り込んだかのような感覚に、誰もが胸を躍らせるはずだ。