近年の自動証明写真機において、標準搭載が当たり前となったのが証明写真 美肌補正 機械の画像処理技術です。各社は肌のくすみや小じわを目立たなくし、肌トーンを自然に明るく見せるアルゴリズムを競い合っています。しかし、この美肌機能に過度な期待を寄せることで発生する予期せぬトラブルも報告されています。
編集部が就活生や転職活動者を対象に行った独自ヒアリングでは、次のようなリアルな証言が得られました。
「補正レベルを最大に設定して撮影したところ、陶器のような滑らかな肌にはなったものの、輪郭の立体感が失われて明らかに不自然な『加工感』が出てしまった。企業の採用担当者から面接時に『写真と実物の印象がずいぶん違いますね』と苦笑いされ、冷や汗をかいた」(20代・転職活動中の男性)
「Ki-Re-iのスマホ転送サービスを利用した際、機内のWi-Fiにうまく接続できず、後ろに次の利用者が並んでいたため焦って操作を断念してしまった。後から専用アプリ経由でダウンロードを試みたが、印字された受取コードの有効期限(通常撮影後7日間程度)を過ぎてしまい、せっかくのデータを消失してしまった」(20代・新卒就活生の女性)
機械による補正はあくまで「疲労感を薄め、清潔感を補う」程度の微小な調整に留めるのが賢明です。また、スマートフォンへのデータ保存を行う際は、撮影機からプリントされた用紙に記載されているQRコードや認証番号、有効期間をその場ですぐに確認し、帰宅を待たずにその場で端末にダウンロードを完了させておく防衛策が欠かせません。