ネット上の口コミやSNSで長年議論されている「毛穴パックを使うと毛穴が広がり皮脂が増える」という噂ですが、美容医療および皮膚科学の観点から見て事実です。シートを剥がす際の強い牽引力は、角栓だけでなく毛穴周囲の未熟な表皮細胞まで無理やり引き剥がしてしまいます。これにより毛穴の開口部がすり鉢状に削れ、傷ついた角層を保護しようと皮脂分泌が爆発的に活性化する「リバウンド」が起きます。
また、「あぶらとり紙を使うと油が増える」という説については、道具そのものではなく使い方と頻度に原因があります。1日に4〜5回も強く押し当てて油分を根こそぎ吸い取ってしまうと、皮膚は極度の乾燥シグナルを出してしまいます。正しい使い方は以下の通りです。
- 使用頻度:1日多くても1〜2回、日中のテカリが目立つタイミングのみ。
- 当て方:決して擦らず、鼻筋や小鼻のくぼみに軽く「ポンポン」と押し当てる程度。
- ティッシュオフの活用:皮脂を取りすぎないよう、普通のティッシュを2枚に裂き、薄い1枚で余分な浮き油だけを抑える手法が現場のメイクアップアーティストからも推奨されています。