番組からメンバーが姿を消した背景には、個々の事情だけでなく、当時の地上波キー局を取り巻くコンプライアンス環境の激変が密接に関わっています。
1. オセロ中島知子:草創期を支えた姉御肌MCの離脱
番組スタート時の2007年、内村光良と共にスタジオの要として番組を進行していたのがオセロの中島知子でした。絶妙なツッコミと安定したトーク力で番組の基盤を作りましたが、2011年に体調不良を理由に休養へ突入。その後、女性占い師による洗脳騒動や家賃滞納トラブルなどが連日ワイドショーを賑わせる事態へと発展しました。日本テレビ側も復帰を模索したものの、所属事務所からの退所や一連の混乱が収束しなかったことから、正式に番組を離れる結果となりました。
2. ベッキー:絶対的好感度タレントの失脚劇
番組初期から「過酷なロケも笑顔でこなす優等生」としてスタジオと海外ロケの双方で絶大な存在感を放っていたベッキー。しかし、2016年1月に発覚したロックバンド・ゲスの極み乙女のボーカル・川谷絵音との不倫報道が致命打となりました。当時、スポンサー企業10社以上を抱えていた彼女のスキャンダルは、家族向けの日曜ゴールデンタイムを掲げる日本テレビにとって看過できない事態であり、初報からわずか数週間で事実上の降板へと追い込まれました。
3. 手越祐也:コロナ禍の規律違反と独立劇
「ノーチャラ生活」や「オープニングの決め台詞」など、番組屈指のキラーコンテンツを担当していた手越祐也。彼の離脱は2020年、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下の外出報道が引き金となりました。旧ジャニーズ事務所からの無期限活動自粛処分、そして電撃的な契約解除・独立へと進むなかで、日本テレビも「専属契約の終了」を理由に出演見送りを発表。番組内では過去のVTRでお茶を濁すことなく、内村光良らが手越の不在を笑いに昇華させつつも、事実上のレギュラー枠消滅となりました。
4. 「祭り企画」やらせ疑惑の余波と番組演出の転換
2018年11月、『週刊文春』によって報じられた宮川大輔の人気コーナー「世界で一番熱い夏のお祭り男」におけるやらせ疑惑(ラオスの橋祭り企画など)は、番組史上最大の危機をもたらしました。放送倫理・番組向上機構(BPO)の審理入りに伴い、祭り企画自体が長期の休止を余儀なくされ、同コーナーに関わっていた現地コーディネーターや制作スタッフ、周辺のサブキャスト陣の露出が大幅に見直される契機となりました。