古来より、希少で神秘的なブルーアイを持つ猫は、世界各地の伝承やスピリチュアルな世界において特別な意味を与えられてきました。
タイ王国では、シャム猫(現地名:ウィシェンマート、「月色のダイヤモンド」の意)は何百年もの間、王室や高僧の寺院でのみ飼育を許された高貴な存在でした。魂を天国へと導く守護者と信じられ、王族が亡くなった際にはその魂を宿らせる器として寺院へ寄進された歴史を持ちます。今でもタイでは、青い瞳の猫は「家運を隆盛させ、邪悪なエネルギーを払う幸運の使者」として崇められています。
また、ミャンマーの伝説に登場する「聖猫バーマン」には、黄金の女神像を守護した勇敢な猫が、女神の恵みによってサファイアブルーの瞳と金色に輝く被毛を授かったという神話が残されています。
さらに現代のスピリチュアル文化においても、白猫やオッドアイのブルーアイは「金運を招く」「直感力を研ぎ澄ます」象徴として珍重されます。片目がゴールド(富)、片目がブルー(平和・誠実)というオッドアイの組み合わせは、日本でも古くから「金目銀目」と呼ばれ、千客万来の縁起物として重宝されてきました。
こうした神秘的な背景が、現代においても人々を惹きつけてやまない青い目の猫の独自価値を高めていることは間違いありません。