ライフスタイルに応じた選択肢として、メルセデス・ベンツEクラス ステーションワゴン(S214型)の存在を無視することはできません。流麗なルーフラインを描きながらも、荷室容量は通常時615リットル、後席格納時で最大1,830リットルという広大なラゲッジスペースを確保。ゴルフバッグ4個の積載や大型アウトドアギアの運搬も容易であり、アクティブな余暇を楽しむ層から熱狂的な支持を集めています。
リセール市場の動向において、Eクラス リセールバリューと買取相場はボディタイプと装備内容によって明暗が分かれます。輸入高級セダンの宿命として、新車登録から3年で新車価格の約50〜55%、5年で約30〜35%へと下落します。ただし、国内の中古車市場ではセダンよりもステーションワゴンの実用車需要が底堅く、買取相場において30万〜60万円の高値がつく傾向が顕著です。また、査定時には「AMGラインパッケージ」と「レザーラウンジパッケージ(本革シート・サンルーフ)」の有無が数十万円単位の差を生むため、リセールを意識するなら初期のオプション選定が生命線となります。
新車価格のハードルが高いと感じる層に向けたメルセデス・ベンツEクラス 中古車の選び方としては、先代後期型(W213型・2020年秋〜2023年モデル)の認定中古車(Certified)がコストパフォーマンスの頂点にあります。後期型であれば先進のMBUXや最新世代の運転支援システムが熟成されており、初期不具合がほぼ出し尽くされています。チェックすべき急所は、正規ディーラーでの整備記録簿が完備されているか、エアサスペンションの沈み込みがないか、タッチ操作ステアリングの応答不良がないかの3点です。走行距離3万km前後の高コンディション個体が新車時の半値近い400万〜550万円前後で狙えるため、経済合理性を重視するなら極めて賢明な選択肢となります。