1978年に始まった番組は、すでに45回以上の歴史を重ねてきました。公式の統計データによると、第1回からの歴代募金総額は450億円を突破しています。毎年の集金力は景気や社会情勢、メインパーソナリティーの人気によって上下するものの、年間およそ数億円から十数億円の資金を動かす巨大チャリティーである事実に変わりはありません。
特に認知度の高い支援が、黄色いステッカーを貼った福祉車両の寄贈事業です。これまでに全国の社会福祉協議会、訪問介護ステーション、障がい者作業所などへ贈られた車両は累計で1万2,000台以上にのぼります。リフト付きバスやスロープ付き軽自動車、入浴車など、民間事業所単独では購入が難しい特殊車両が全国津々浦々の移動弱者を支えてきた計算になります。
ここで、24時間テレビの募金システムと公的・民間の一般的なチャリティー基準を比較したデータ表を確認してみましょう。
特筆すべきは、表中にもある「チャリティー経費率」の取り扱いです。多くの慈善団体や国際NGOでは、人件費、事務所維持費、広報費などの「間接経費」として寄付金の10〜25%程度を充当することが国際的にも認められています。しかし、24時間テレビチャリティー委員会では、「お預かりした募金は1円たりとも間接経費に充てず、全額を支援事業に使う」という厳格な原則を掲げています。法人の管理費や事務局運営費は、各系列局が支払う負担金や基金の運用利息などで賄われているため、寄付した1,000円は全額がそのまま支援物資や車両、助成金へと転換される設計です。