ネット上のコミュニティでは「両手にリストバンドを付けるとスイングスピードが上がる」「重さでヘッドが走る」といった俗説が散見されますが、スポーツバイオメカニクスの観点から見れば、数グラムの布地自体が物理的なヘッドスピードを直接向上させることはありません。しかし、装着スタイルによる機能的な差異は明確に存在します。
【片手装着(主に引き手=右打者の左手、左打者の右手)】
スイングの主導権を握る「引き手」側に装着するスタイルです。インパクト時の衝撃を最も強く受ける手首を局所的に保護しつつ、押し手側の自由なスナップ動作を妨げないため、繊細なバットコントロールを重視するアベレージヒッターに好まれます。
【両手装着】
左右の腕からの汗を完全に遮断し、左右対称の適度な着圧によってスイング軸のブレを抑える効果が期待できます。また、草野球層においてはチームカラーに合わせた刺繍や名入れを両手に入れることで、モチベーション向上を狙うケースが主流となっています。