松の骨格を美しく保ち、病気や害虫の発生を抑えるためには、不要な枝である「忌み枝(いみえだ)」を正確に見極めて間引く必要があります。松の木 忌み枝 見分け方 詳細まとめを以下の構造図で確認してください。
【松の木における代表的な忌み枝の種類と位置関係】 │ │ ← 【立ち枝】(垂直に真上へ突き抜ける枝:基部から切除) │ │ ──────┘ └────── (幹) ──┬───────────────── ← 【並行枝】(上下で重なり下枝の日光を奪う枝) │ ┌───────┐ │ │ └─── ← 【絡み枝】(他の枝と交差して擦れ合う枝) │ │ ──┴───┴──────────── ← (残すべき主枝) │ └──┐ │ ← 【下がり枝】(真下に向かって垂れ下がる枝:切除) ▼
剪定時に切るべき忌み枝の優先順位は明確です。
- 立ち枝(たちえだ):上に向かって直立し、樹形全体のバランスを崩す枝。
- 下がり枝(さがりえだ):地面に向かって垂れ下がり、風通しと採光を妨げる枝。
- 逆さ枝(さかさえだ):外側ではなく幹の内側に向かって逆行して伸びる枝。
- 絡み枝(からみえだ)・交差枝:他の主枝と交差し、擦れ合って樹皮を傷つける枝。
- 車輪枝(しゃりんえだ):ひとつの節から放射状に何本も車輪のように出ている枝。中央の1〜2本を残して他をすべて切除します。
- 胴吹き枝・ひこばえ:幹の根元や主幹の途中から不規則に噴き出た不要な芽。
忌み枝を整理した後は、黒松 もみあげ 剪定手順の実践に入ります。作業は必ず「木の上から下へ、奥から手前へ」進めるのが大原則です。上部の枝は日当たりが良いため葉が多く茂り、下部は日陰になりやすいため枝が弱りがちです。上部の古葉は思い切って透かし(1芽あたり4〜5対の葉を残す)、下部の弱い枝は多め(1芽あたり7〜8対)に残すことで、木全体の光合成量を均等に保ちます。
松の剪定図解 みどり摘みのやり方としては、道具を使わず「素手」で行うのが絶対の掟です。ハサミを使って新芽を途中で切り落とすと、切断された針葉の先端が茶色く枯れ込み、庭全体が見苦しい姿に変わり果ててしまいます。新芽の付け根を親指と人差し指で挟み、手首を軽くひねるように横へ倒すと、ポキッと小気味よい感触とともに手で簡単に摘み取ることができます。