近年、人流の戻りに伴って活気を取り戻した外食産業の陰で、路上での客引きトラブルが急増している。一見すると親切な案内役のように見えるスカウトだが、彼らの目的は客を特定の提携店舗へ送り込み、高額な紹介手数料を得ることだ。
全国の消費生活センターへ寄せられる消費者トラブルの相談件数は依然として高水準を推移している。被害の多くは、入店前に説明のなかった「週末特別料金」や「席料」、さらには一口も手をつけていない「お通し代」が数千円単位で重複して請求されるケースだ。当初は「1人2,000円で飲み放題」と説明されていたにもかかわらず、退店時には数万円の明細を突きつけられるという凄惨な事態が日常的に起きている。