洞窟の迫力を胸に刻んだ後、館内へと足を進めると、そこには地球が長い年月をかけて育んだ無数の秘宝が待ち受けている。展示室の薄暗がりの中に足を踏み入れた瞬間、誰もが言葉を失うはずだ。
特殊なライトを照射されたブラックライト鉱物コーナーでは、一見すると無機質な岩石が、蛍光のグリーンやピンク、鮮烈なブルーへと色鮮やかに姿を変える。まるで深海のアートギャラリーだ。さらに奥へと進めば、ティラノサウルスの全身骨格化石や、かつてこの地を闊歩していたアジアゾウの化石が鎮座する。宝石の原石から巨玉の紫水晶(アメジスト)まで、約2,500点におよぶ展示品の質感と迫力は、図鑑や画面越しでは決して味わえない生命力に満ち溢れている。