北海道で生まれ、茨城県牛久市で育った能町氏の生い立ちは、幼い頃から周囲とのズレを感じつつも知的好奇心に溢れたものでした。学校生活の中で違和感を抱えながら勉学に励み、難関を突破して東京大学教養学部へ進学を果たします。
日本最高峰の学府を卒業したものの、いわゆる典型的なエリート官僚や大手企業幹部といったレールには乗らず、卒業後は一般企業で派遣社員や契約社員としてOL生活を送る道を選びました。この時期に実社会のリアルな人間模様やオフィス内の人間関係を観察し続けたことが、のちの文筆業における大きな財産となります。
なお、本名については非公表を貫いています。ペンネームである「能町みね子」という名前は活動初期に自ら考案したもので、現在では文壇やメディア界隈において確固たるブランドとして定着しています。