日米を問わず、ストリートギャングを支配していたのは強固な構成員のルール(掟)と徹底した縄張り(テリトリー)意識です。
組織内には「絶対に裏切らない」「警察への密告(スニッチ)は死を意味する」といった鉄の結束が求められ、違反者には激しい制裁が科されました。また、自分たちの縄張りを示すために壁や看板にスプレーで描かれる「タギング(グラフィティ)」や、指の形で所属を示す「ハンドサイン」など、視覚的な記号が暴力の発火点となりました。
特に危険だったのは、「相手のシンボルカラーを身につけてテリトリーに入るだけで襲撃の口実になる」という理不尽な構造です。一般の通行人が偶然着ていた服の色が原因で巻き込まれる凶悪事件も発生し、ストリートギャングは単なる不良の集まりを超えた危険組織の実態を露わにしていきました。