多くの飲食店が値上げを余儀なくされるなか、「なぜ国分寺ではこれほど圧倒的な低価格が維持されているのか」という疑問を持つ読者は少なくありません。国分寺で居酒屋のコスパ最強と呼ばれる理由の根底には、中央線沿線ならではの学生文化と、地元密着型個人店の強固な仕入れネットワークが存在します。
地元住民や常連客の間で圧倒的な支持を集めているのが、北口・南口それぞれに点在する大衆酒場と串焼きの個人店です。例えば、炭火で丁寧に焼き上げる焼き鳥が1本100円前後から楽しめる南口の老舗酒場や、鮮度の高いもつ煮込みを300円台で提供する立ち飲み処では、お通し代なしでサクッと飲める「リアルなせんべろ」が日常化しています。
一方で、グループ利用や宴会需要を一手に引き受けているのが、北口の大学通りや駅前ビル内に店を構える個室居酒屋です。2時間単品飲み放題が980円(税込)前後、全品食べ飲み放題コースが2,800円〜3,500円という驚異的な価格設定を実現しており、歓送迎会や打ち上げの定番として確固たるポジションを築いています。